よくある質問への回答をまとめて見ました。
質問等がありましたら、排水処理施設まで(5137)問い合わせてください。
1.無機系廃液関連
通常の実験で用いる溶液中の濃度で使われる ”mg/L”は ”ppm” と同じと考えて大丈夫です
質問1:
特定廃液とは
排水処理センターでいう”特定廃液とは”ベリリウム(元素記号: Be)、タリウム(元素記号: Tl)、オスミウム(元素記号: Os)を含む物質です。
決して、発ガン性物質、危ない物質とういう意味ではありません。ご注意ください。
質問2:
りんの濃度、リン酸緩衝液はリン濃度にしていくら?
1例:
0.01Mのリン酸緩衝溶液(pH7)のリン濃度はいくらか?
通常のpH校正液(リン酸緩衝溶液(pH7))は0.05 Mです。この時のりん(P)
濃度は 1.8 g/Lです。
従って、0.01Mのリン酸緩衝溶液は”360 mg/L” 即ち ”360 ppm” > 100ppm。
0.01Mのリン酸緩衝溶液は ”フッ素りん廃液として出すか ”重金属があれば”フッ素・りん・重金属廃液”となります。
2.有機系廃液関連
質問1:
減圧アスピレーターを用いて使用した循環水はジクロロメタン、ベンゼンがとけ込んでいる可能性があり、そのまま流しに流すと排出基準値をこえて、それぞれの物質が検出される可能性がある。排水をどうしたら良いか?
回答1: 有機系廃液として出してください。水が99%以上あっても有機系廃液として処理することができます。
質問2:有機系廃液の中の有害物質とは
回答2: 有機系廃液の中の有害物質は、特別管理産業廃棄物に属する物を言います。具体的にはジクロロメタン、ベンゼン等の廃液カードに下線の引いてある物です。お間違えの無いように!!
決して、ジアミノベンチジンはこれに属しません。
質問3:有機系廃液はガラスの瓶で出して良いか?
回答3: 有機系廃液はガラスの容器では決して出してはいけません。運搬中に割れる事を考えて、出せません。石油缶、ポリタンクを用意してください。
質問4:実験で使用したアルコールの処理方法について 2007/12/28
3.その他
1)ポリタンクが必要: 無機系廃液、写真廃液用
無機系廃液、写真廃液は専用のポリタンクで出すことになっています。従って、無い場合には申請書を記入の上、排水処理施設まで提出してください。なるべく早く用意します。廃液を出したポリタンクはすぐには帰ってきません。必要な方は排水処理施設まで問い合わせてください。
ポリタンク配布用紙 :A4ですので、A3に拡大して使用してください。
2)無機系廃液分別貯留記録用紙
無機系廃液分別貯留記録用紙はこちらにサンプルを乗せましたので、ご活用ください。
3)委任状
廃液の責任者が都合により 回収日に回収場所まで行けなときには、代理人と委任状を出してください。
代理人は 廃液の性質等よく知っていますので、万一事故があった場合には速やかに対応する事ができます。
4)下水道法に違反すると罰則が科せられます。
下水道法に違反しないように、薬品類は適正に処理してください。よろしくお願いします。 下水道法の罰則規定を載せておきます。