排水処理センタ−運営委員会,山口大学環境保全編集委員会報告

排水処理センター  藤原 勇

 山口大学環境保全第13号以降の排水処理運営委員会および山口大学環境保全編集委員会の内容は次の通りである。

平成10年度第1回排水処理センタ−運営委員会
   平成10年6月3日
1)報告事項
 1.平成9年度事業報告について,前田センター技官より別紙資料に基づき報告があっ
  た。
 2.平成9年度決算報告について,中光企画課総務係長より別紙資料に基づき報告が
  あった。
 3.その他
  以下の1〜3について,藤原センター主任より別紙資料に基づき報告があった。
1 吉田地区実験排水モニター施設へ pH 異常排水が流入したこと。
2 昨年度実施の各種水質検査結果について。
  A 6月及び12月に実施した下水道への放流水の水質検査において,各地区とも問

   題がなかったこと。
  B 吉田地区において11月に実施した実験排水の部局別水質検査の結果,共通教育

   棟では pH と鉛が,教育学部では pH が,また理学部では鉛が排水基準値を超えて

   いたこと。
  C 吉田地区において,下水道事業団による下水道への放流水の抜き打ち検査(平成

   10年2月23日,3月2日)が行われ,ジクロロメタンが検出されたが排水基準

   値を超えてはいなかったこと。
3 平成9年度の無機系廃液処理において,実施した2回とも一度の処理ではヒ素が排水

  基準値を達成できず,処理水を再度処理しなければならなかったこと。
   なお,廃棄物質名にヒ素の記入がなかったことを重視し,廃液搬入者に無機系廃液

  履歴カードへの廃棄物質名の記入を徹底させることとした。また,無機系廃液の処理

  法改善について処理業者と検討することとした。
4 前田センター技官より,平成9年度に出来なかった古い廃液ポリタンクの更新を今年

  度中に行う予定である,との報告があった。
5 前回の運営委員会で議論した,大学全体の環境保全について適切な委員会等で検討す

  べきである,との当運営委員会の意向を佐々木センター長が学長に伝えたとの報告が

  あった。

3)協議事項
 1.平成10年度事業計画について
   前田センター技官より,別紙資料に基づき計画案の説明があり,承認された。
 2.「山口大学環境保全」第14号の編集について
   昨年度と同じ編集委員(委員長:浮田,編集委員:植村,宮田,右田,藤原,前

   田)に編集を依頼することとした。浮田編集委員長より,今年は環境教育に関する特

  集を組む予定,との説明があった。
 3.その他
  1 異常 pH 実験排水への対応策について
    報告事項3の資料に基づき,異常 pH 実験排水への対応策が議論された。実験排

   水モニター施設で pH 異常を検出した場合は,引き続き警告文を出すこととした。

   また,吉田地区では実験排水の部局別水質検査を引き続き行うことが了承された。
  2 大学等廃棄物処理施設協議会分科会の開催受入について
    藤原センター主任より,別紙資料に基づき,数年後の大学等廃棄物処理施設協議

   会分科会を山口大学で開催するよう打診された,との説明があった。要請があれば

   前向きに検討することとし,開催するときには運営委員も協力することが了承され

   た。

2.山口大学環境保全第14号編集委員会
  6月3日,10月  日に開催された。今年度は環境教育に関する特集を組むこととなった。