日本・ネパール獣医学分野での研究者交流６０周年記念式典に本研究科教員が出席

　平成２８年１１月１８日（金），大学院連合獣医学研究科と学術交流協定を締結するネパール農業林業大学（AFU）において，D.Poudelネパール連邦民主共和国教育大臣，日本国大使館書記官など多くの来賓と参加者約１００名を迎え，標記式典が盛大に催され，本研究科からは，佐藤 宏研究科長，度会雅久専任教員が，北海道大学，酪農学園大学，麻布大学及び北里大学の関係者とともに出席した。

　山口大学ではここ１０年来，本研究科教員による共同研究やネパールからの大学院生の受入れを積極的に行ってきており，特に昨年度からの２年間は，学長戦略経費「ネパール地震からの復興に寄与できる獣医公衆衛生・感染症対策者養成への国際協力」等の補助を受け，AFUの獣医学教育の充実と若手研究者の育成に貢献してきたところである。式典においてもこのことが紹介されるとともに，本研究科元教授・中尾敏彦氏のこれまでの多大な貢献に対し，表彰状が授与された。

　また，ネパールの獣医学・畜産学・農学教育を担う多くの研究者が日本において学位を取得している状況から，今後も日本・ネパールの有益な関係を築いていく必要性が確認された。

　なお，この式典では，ネパール人学生・研究者の日本への留学・研究交流支援のために新たに設立された「故小林好作教授記念基金」についても併せて披露された。