1月19日(木)・20日(金),インドネシア・ボゴール農科大学において,「インドネシア-日本:獣医学研究における連携強化のためのシンポジウム」を,同大学と本学大学院連合獣医学研究科と共同で開催し,本学からは三浦国際連携担当副学長,佐藤大学院連合獣医学研究科長のほか,同研究科の構成校である鳥取大学及び鹿児島大学ならびに連携機関である日本中央競馬会から教員・学生約20名が,インドネシア国内からは,11の獣医系大学より,学部長をはじめとする多くの参加者があり,総勢100名を越える盛大なシンポジウムとなりました。
このシンポジウムは,インドネシア-日本双方の教員の共同研究関係を確立して発展させること,インドネシアにおける次世代の教員候補者が,日本において学位取得するための協力関係を築くことを目的としています。
参加14大学代表者による自校紹介(学部・研究科の構成,教育課程,各大学の特徴となる研究等)に続き,41題のポスター発表が行われました。各ブースでは,研究内容に係る質疑応答が活発に行われ,両国の参加者において,各研究分野での協力関係を進展させていくことについて,熱心に話し合われました。
教育研究での協力・連携が本研究科構成3大学への将来的な留学生派遣に繫がることもあるかもしれません。
その後,ボゴール農科大学内の施設見学が行われ,日本の獣医系大学と同様に,獣医学教育の充実に精力的に取組む姿勢が垣間見られました。両国の将来の獣医学教育と研究を担う人材育成において,お互いの取組みを共有し,強い連携関係を築いていくことが重要であることが再認識されました。
シンポジウム最終日は,インドネシア国内で最も多くの種雄牛を飼育しているPT.Sari Rejo Bumi Taposを訪問し,インドネシアにおける大規模な畜産現場の実際に触れる絶好の機会となりました。
今回の滞在期間は2日間でしたが,今後の交流につながる非常に有意義な時間となりました。このシンポジウムをきっかけに双方が取組みを継続していくことで,さらに交流が発展していくことを期待しています。
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