■2016.11.13 第84回パンの耳展
 11月12日から13日の期間にクリエイティブ・スペース赤れんがにて山口大学美術部によるパンの耳展が開催されました。

今回のテーマ展のテーマは「色相環(しきそうかん)」です。
「赤「橙」「黄」「緑」「青」「紫」の6つの色から一色選びそれぞれ個性豊かに想像を膨らませ自分の持てる技術を使って「感情」を表現しています。

パンの耳展の由来
「パンの耳は山口大学美術部によって心のシャッターであり、美しく鮮明に残る過去の記憶や未知なるイメージを作品へ昇華させる額縁のような役割をしています。作者側だけでなく来場者の方にも童心にかえり「パンの耳」を通して得る自分自身の問いを大切にして欲しいとの思い出本美術部展名のもと開催するに至りました。」

展覧会の内容は自由展と
テーマ展に分かれていました。

こちらの毛糸で作られているハンバーガーはとても可愛かったです。
タイトルは「無花果と二種のゴキブリの構成」。
不思議な組み合わせです。
よく見ると背景にもゴキブリが!
タイトルは「夕焼け」。
アクリルでダイナミックに描かれています!
女の人と男の子の表情がとっても柔らかくて見ていて和みます。
 タイトルは「暗闇の赤子」。
赤ちゃんが今にもしゃべり出しそう。
左の絵のタイトルは「何もない」。
右の絵のタイトルは「Melancholy」です。
どちらも個性的ですね!
タイトルは「大聖堂」。
ボールペンでとても緻密に書かれています!!
 タイトルは「転機」。
モノトーンの落ち着いた作品です。
 タイトルは「豊かな収穫」。
他の作品にない世界観が魅力的でした。
タイトルは「親父、」。
場所は?そのときの心情は?と考えさせられる作品です。
作品のポートフォリオがあって
今回の作品がファイリングされていました。

タイトルは「価値」。
そのものの価値はその人次第で決まるものなのだと感じました。

デジタルを使った作品もありました!
タイトルは「鯨と花火」。
黒い背景にカラフルな鯨と花火がとっても映えますね!
とってもポップな作品で見ていて楽しくなります!

2階はテーマ展となっていました。
「赤」「橙」「黄」「緑」「青」「紫」の6色を使ってそれぞれが抱いている感情が表現されていました。

表現方法は油彩、アクリル、水彩、色鉛筆など様々です! タイトルは「哀情」
青と紫の淡さが魅力です。

「青」の作品からは孤独や寂しさなどを連想させられます。
「黄」の作品からは幸せや懐かしさを連想させられます。

赤が目をひく、おしゃれな作品ですね!
グラデーションがとても綺麗です。
                                  

〜編集後記〜

 こんにちは、学生広報スタッフのA.Tです。
今回は山口大学美術部によるパンの耳展を取材しました。

 私自身パンの耳展を見にいったのは3回目なのですが毎回美術部さんの展示はとても楽しみです。
今回の展覧会には絵画作品だけでなくデジタル作品や立体作品もあってとても見応えがありました。
また、学生さんの個性が溢れていて、この絵にはどんな思いが込められているのかなど考えさせられました。
次回の展示も楽しみにしています!