■2017.2.25地域と一緒に行う山口大学留学生及び家族の防災体験教室

 2月25日(土)、いわくに消防防災センター・岩国消防防災学習館(岩国市平田)にて、国際交流ひらかわの風の会が主催の留学生及び地域の方を対象とした、大規模災害・火災等に備えた体験学習と講習が実施されました。
 当日は山口大学留学生(9カ国)23人、一般学生5人、岩国市女性団体連絡協議会5人、日本防災士会山口県支部5人、風の会・引率教員等6人、計44人の参加があり、災害に対する意識を育むきっかけとなりました。



当日は8時20分動物医療センター駐車場に集合!
バスに乗っていわくに消防防災センター・岩国消防防災学習館に向かいます。
途中下松パーキングエリアにて休憩。 いわくに消防防災センター・岩国消防防災学習館に到着!
いよいよ館内に入っていきます。 日本防災士機構理事の幸坂美彦氏による講演です。 日本の災害のことや、地震が起きたときの正しい対処法などについてお話しして頂きました。
次に「国によって震災時のサインが異なるのでは?」ということから、グループを6つ作りそれぞれの班でテーマに基づいたピクトグラムを考えました! テーマは@配給場所A静かにBお祈りの場所の3つ+火気厳禁、入浴時間、物質配給、炊き出し、消灯時間のうちの好きなテーマを選びます。

(ピクトグラム・・・一般に「絵文字」「絵単語」などと呼ばれ、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号(サイン)の一つです。)
班はこんな感じです!
私が所属していた班には中国やハンガリーの方などがいて、祈りの場所もそれぞれ違って驚きました! 出来上がったピクトグラムは班ごとに発表します。 1班にはムスリムの方が2人いて、これはテーマBの祈りの場所をあらわしているそうです。
これはシャワーのピクトグラム。
お風呂ではなくシャワーにすることで外国人も日本人も理解できるピクトグラムになりました。
班ごとに違っていて面白いです。 また、消防団の方が依頼を受けてから着替える様子も見学することが出来ました。
とにかく 着替えるのが 速い!!!
留学生も驚いている様子でした! 次に消防団の方が119番を受けてから出勤する様子を見学しました。 消防車をこんなに間近で見ることが出来ました!
     
あんなに高いはしごに登ることは私達からしたら怖いことのように思われますが、消防団の方は訓練を積んでいるだけあってさすがだと思いました。 消防車をバックにみんなで記念撮影! 昼食の弁当はムスリムの方も食べられるように配慮されていました。
     
非常食の試食をすることが出来ました! こちらはパンで、デニッシュのような感じでした。 味も、チョコレート、チョコチップ、プレーンと種類も豊富。味もほんのり甘くて美味しかったです。
チョコチップが人気の様子でした!
   
こちらはご飯でお湯を注ぐと食べられるものでした。味は炊き込みご飯のような味でとても美味しかったです! 留学生も美味しい!と言っていました。 他にも防災グッズがたくさん!!
     
昼食の時間が終わったら防災シアターにて映像を見ました。  実際に水害・災害・地震・火災を体験したかのような迫力のある映像を見て、いつ自分の身に災害が起こっても不思議ではないということを改めて感じ、日ごろから注意する必要があるなと思いました。  次に、消化器で火事消し・煙避難体験・地震体験をしました。

☆消火体験
映像に映し出された火災に向けて訓練用消化器を使った消火体験を行います。
     
 ☆煙避難体験
実際の火災のように煙が充満した空間からの避難体験を行います。
煙は吸っても安全なようにバニラの香りでしたが、実際火事が起きたときはハンカチを顔に当てて低い姿勢で移動しなければいけないそうです。
 ☆地震体験
大地震による揺れがどのようなものか、身をもって体験できます。
体験したのは震度6弱と、東北大震災の時の震度7で揺れが強くとても立って歩けるような状況ではありませんでした。
 また、119番がかかってから実際どのように対応するのか見学する事も出来ました!
     
 最後にみんなで記念撮影。  錦帯橋も見学することが出来ました!皆さんお疲れ様でした!  

〜編集後記〜
今回取材・編集に携わったA・Tです。
留学生ボランティアとして、留学生と一緒に災害や火災に備えた体験学習が出来たことで、異文化に触れ、広い視野での考え方が身につきました。また、今回の体験を通してより災害や火災に対しての意識が深まり、日ごろから自分に何が出来るか考えていこうと思いました。
また機会があれば参加したいです。