■公開講座「香りを科学する」
 2008年9月13日(土)に、山口大学共通教育15番教室にて、公開講座「香りを科学する」第3回の授業が行われました。
 

今回の講義内容は「香りとストレス」 様々な年齢層の方が、受講されています。 第3回の講師は、山口大学大学院、医学系研究科応用分子生命科学系専攻の青島均先生。
イラストなどで、香りが脳へ影響を与えるメカニズムをわかりやすく説明してくださりました。 それぞれノートなどを用意し、真剣にメモを取っていました。 香りの刺激で、脳の血流にこんなに違いが!!
講義では、実際に香りのサンプルも用意されていました。
今回はほとんど安らぎ効果のあるものです。
順番に嗅いでみて、印象などをメモしていきます。 一番左のリモネンはグレープフルーツなど柑橘類に含まれる香り。
なんと、ダイエットに効果があるそうです!思わずたくさん嗅ぎました。
これは、安らぎに重要な役割を果たしている、GABAの受容体。
チョコレートなどで聞いたことあるのでは?
現在は、映画館や結婚式場では、香りの持つ様々な効果を利用する企業もあるとか。
大学の教室でも、集中力アップの香りを利用する日がくるのかも?
青島先生は、幅広く学ぶことは、多数の神経回路網ができ、効率的な勉強方のひとつと教えてくれました。
多種多様な講座が開かれている、山口大学公開講座。受講してみてはいかがでしょうか?

 講義内容に興味を持たれた方は、青島先生の著書
「香りの科学はどこまで解明されたか−アロマテラピー・森林浴・嗜好飲料−」フレグランスジャーナル社(2007)
をぜひご覧ください。
 山口大学図書館にも置いてあります。

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