排水処理センタ−運営委員会,山口大学環境保全編集委員会報告

                        排水処理センター  藤原 勇

 山口大学環境保全第11号以降の排水処理運営委員会および山口大学環境保全編集委員会の内容は次の通りである.

 平成7年度第2回排水処理センタ−運営委員会

    平成7年11月27日開催

1)報告事項

 1,大学等廃棄物協議会について第11回大学等廃棄物協議会について藤原主任より報告があった.

2,環境保全第11号の発刊について来年1月にできあがるとの報告があった.

3.業務中間報告について前田センター技官より報告があった.

4.その他

  4-1 実験系の配管途中に貯留槽の設置について

 本永企画課長より工学部の化学系と医学部の配水管の途中に貯留槽を設置,および医療短期大学の配水管を生活系と実験系の別系統に変更し工事を行う予定である.

4-2 吉田地区の生活排水の下水道への接続について

 本永企画課長より,平成8年3月までに吉田地区生活排水を下水道に接続する予定である.

4-3 不用薬品の処理および固形廃棄物処理に関する取り扱いについて

 センター長より,学長からの固形廃棄物処理に関する学長回答メモに基づき,環境汚染等防止対策委員会の協議会の結果について報告があった.センター主任より,不用薬品の調査および処理の斡旋の業務についてはセンターにLANがつながる平成8年3月以降に行う予定である.

2)協議事項

1.次年度廃液回収計画の変更について

 センター主任より,無機系廃液の水銀測定が大変な事より,現行の5,7,9,11,1,3月の回収を5,7,11,3月にしたいとの提案があったが,運営委員から廃液を出し忘れると次回の回収日まで時間が空くのは困るとの意見が出された.そこで,回収計画は従来通りとし,水銀測定は2回分まとめて行ってもよいことになった.

2.廃液の手引きの作成について

 藤原センター主任より,廃液の手引きの作成計画についての提案があり,協議を行った.その結果,センター小委員会を開いてなるべく早く廃液の手引きを作成することになった.小委員会は医学部,工学部,理学部,農学部から委員を運営委員から推薦してもらうこととなった.

3.構内水質検査の結果について

センター主任より6月における山口大学の3キャンパスの水質検査の結果,常盤キャンパスにおいて排出基準を越える排水が観測されたことについて別紙資料3により説明があった.これについて工学部浮田委員より,工学部は工学部環境安全対策委員会を開き,対策を検討し改善策を打ち出し,この中で工学部実験廃液マニュアルを作成したとの報告があった.さらに9,10月における水質検査の結果,ジクロロメタン,ベンゼンの排水濃度が基準値以下になったとの説明があった.

4.その他

4-1 センターニュースについて

 センター主任より,排水処理センターで簡単なニュースを出して提案があった.協議の結果,具体的な内容を検討してから考慮する事とした.

4-2 講習会について

 水銀混入廃液など,規則が守られていない場合があるので,講習会を開いたらよいのではないかという提案があったが,当面は各学部および部局で廃液の管理を十分行ってもらうこととなった.

平成8年度第1回排水処理センター運営委員会

 平成8年6月7日開催

 1)報告事項

 1,平成7年度事業報告及び決算報告について説明があり承認された.

 2,その他

  前田センター技官より3-1〜3,センター長及び事務局(平川企画総務係長)より3-4,藤原センター主任より3-5,6について報告があった。

2-1 吉田地区の生活排水が6月11日から下水道に切り替わる予定であることについて

2-2 排水処理センターにおいて,ポリタンクの実態調査を行ったこと。

2-3 昨年度の回収した無機系廃液の中の水銀濃度を測定した結果,水銀の含まれているポリタンクの数は少なくなっているが,まだいくらかあることについて説明があった.

2-4 常盤および小串地区の実験系洗浄排水経路への貯留槽の設置について

   運営委員から質問があり,小串地区については医療短大の排水経路を実験系と生活系とに分離する工事を現在行っている。常盤地区については、順次新営建物の建設の都度設置することにしており、未設置である本館については、設置場所の選定を工学部に依頼している。

 2-5 吉田地区実験洗浄排水モニター施設に5月28日,6月5日にpH異常排水が流入したことについて。

2-6 廃液の手引きについて,編集委員会を3回開催し,ほぼ原稿ができあがった.新規手引きの配布は9月の予定である.

  

2)議題事項

1.平成8年度事業計画について

前田センター技官より説明があり承認された。

  2.山口大学環境保全第12号の編集について

 編集委員長;豊澤(人)編集委員 西山(農),浮田(工),神谷(病院),藤原(センター),前田(センター)が前年度に引き継ぎ選出された.

3.有機系廃液の区分の改正について

廃棄物の処理及び清掃に関する法律の改正および処理業者の大学への要望を考慮して,特別管理産業廃棄物の明確な表示行うことおよび現状にあった区分にしたいことから,有機系廃液の区分を従来の第1,2,3室から新しく第1類廃液,第2類廃液,第1類特別管理廃液(第1類特管廃液),第2類特別管理廃液(第2類特管廃液)とすることについて,協議し採択された.

4.その他 

4-1 吉田地区の生活排水が6月11日から下水道に切り替わることより,学内規則の生活排水に係わることが変更になることが承認された.

4-2 実験洗浄排水モニター施設にpH異常排水が流入した等の警告についての迅速な連絡方法として,学内ランを使用したいとの提案がセンター主任よりあり,承認された.

2.山口大学環境保全第12号編集委員会

   6月7日,10月1日に開催された.編集方針は従来どうりとした。