新任のあいさつ
排水処理センター技官 藤林聖司
平成11年4月1日付で山口大学排水処理センター技官に就任いたしました。本学の大学院博士前期課程を平成9年3月に修了し、平成9年10月1日に事務局施設部設備課機械係に採用されこのたび排水処理センター技官との併任として業務を行っています。
排水処理センターで行っている私の主な業務は次のようなものがあります。
○ 実験排水モニター施設の点検・運転・管理
○ 無機系廃液処理施設の点検・管理
○ 無機系廃液回収ポリ容器の登録・配布・更新
○ 無機系廃液の回収検査・含有水銀量分析検査・集計・処理手続き
○ 有機系廃液の回収検査・集計・処理手続き
○ 写真廃液回収ポリ容器の登録・配布・更新
○ 写真廃液の回収検査・集計・処理手続き
今回排水処理の業務を初めてみてその分類の多さに驚きました。現在、無機系廃液では、重金属、水銀、シアン、ふっ素・りん、ふっ素・りん・重金属、特定廃液に分類、写真廃液は、現像液、定着液に分類してポリ容器を登録しています。有機系廃液は区分ごとに回収容器の分類は行っていませんがその成分により第1類廃液、第1類特別管理産業廃棄物、第2類廃液、第2類特別管理産業廃棄物と区分されています。これらの分類や区分は、廃液の持つそれぞれの性質により処理方法や処理過程が異なり、安全にかつ適切に廃液処理を行い豊かな水資源、生活環境を確保するために必要になるからです。ですから廃液を搬出される際は廃液の分類、成分や含有量の記入等についてこれまでと同様、御協力お願いしたいと思います。環境問題や資源のリサイクル運動がますます注目されていくなかで、廃液処理だけではなく、ゴミ問題やダイオキシン、CO2問題などの環境問題を自分自身の問題として捉える姿勢が資源の有効活用を考える上でも重要なことであることを改めて感じました。
最後に、排水処理センターに就任してまだ半年程度で、排水処理に関する知識や経験はあまりありませんが自分なりに大学の豊かな環境造りに取り組んで行きたいと思います。廃液がどのように処理されていくか見てみたい人は、ぜひ一度排水処理センターまで足を運んでみて下さい。