不用薬品および蛍光灯の処理
                       排水処理センター 藤原 勇

1)不用薬品の処理
 昨年度は、毒物カレー事件が起きまして化学薬品の管理については、国民レベルで関心が合った年ではなかったかと思います。排水処理センターでは業務の一つとして、不用薬品の交換斡旋を、今までしていましたが、あまり効果がありませんでした。しかし、今回の事件が起こりましてから、行政の方から大学内の薬品等の管理について調査があり、不用な薬品(将来も含む)を研究室から廃棄しようと気風になり不用薬品の処分が大学内で実施されました(図1)。表1に各部局の薬品量をまとめました。部局によっては昨年度末から行われ、本年6月までに処分された集計をまとめた。今回の合計処理量は2トンにもなり、これは平成4年につぎ多くの不用薬品を処分したことになります。中にはかなり内容物のわからない薬品もあったと聞きます。排水処理センターとしては、各部局で積極的に処分してもらうことは、センターへの問い合わせが不用薬品の処分ついての相談が少なくなることから、うれしいことです。ただ事件が起こって、行政から調査が入ってから事が進んだということは、大学として、科学者としてどうかなと問われても仕方がないかもしれません。

2)廃蛍光灯の処理
平成6年から本学の改修工事に伴って取り除かれた保管倉庫に運び込まれ保管となっている。排出部局の内訳ははっきりしないが、合計1400本の蛍光灯を処分した(図2,3)。北海道のイトムカにある野村興産(株)に水銀の処理を痛くして行った。
表1 不用薬品処理量