廃棄物処理の実績
排水処理センター 藤原 勇
平成11年度の山口大学各キャンパス(吉田、小串、常盤)の廃棄物処理の実績を前年度に引続きまとめてみた。以下の表は業者へ処分委託した廃棄物の量及び処分委託費について各キャンパスごとにまとめたものである。また、廃棄物処理に関する現状の課題についてもあわせて記載した。
1.廃棄物委託処分について
表1は山口大学が業者へ処分委託した廃棄物の量をまとめたものである。各キャンパスにおいて廃棄物の分類は違っている。吉田および常盤キャンパスは焼却炉は廃止され、廃棄物はすべて学外に搬出した数量である。小串キャンパスは一部の感染性廃棄物は学内で焼却される。昨年度は台風が大学を襲い学内で破損物が増え、それが粗大ゴミの増加につながっている。
表1 廃棄物委託処分量
空缶・瓶 は市リサイクルプラザへ搬入
表2は上記の廃棄物委託処分にかかる費用をまとめたものである。
表2 廃棄物委託処分費 (千円/年)
表3 廃棄物委託処分費(トン当たり)
2.廃棄物処理に関する現状の課題
各キャンパスでの廃棄物処理に関する現状の課題について内容をまとめてみた。
1)吉田キャンパス
@缶・ビン・ペットボトルは洗浄して搬出することの不徹底が見られる
A実験系ゴミの搬出について処理できないゴミの搬出を見かける
Bごみの分別方法の徹底化
2)常盤キャンパス
@構内の不法投棄ごみ及び放置車両等の処分
A構内の散乱ごみの清掃
Bごみの分別収集方法及び処理の見直し
3)小串キャンパス
@院内焼却施設の廃止に向けて、実験動物の死骸処理の外注引受業者が現在のところ皆無であること。
A今後の焼却炉廃止に伴い、廃棄物(可燃物)は外部委託となるため、分別の大幅な見直しが必要となる
B物の分別排出の徹底については、以前から頭を悩ましている課題ではあるが、今後の処理体制の変更にむけて、より一層の周知徹底が必要である。
吉田キャンパスの廃棄物処理状況
常盤キャンパスの廃棄物処理状況
※不燃物には台風被害によるものを含む。
小串キャンパスの廃棄物処理状況