ヒトゲノム事典でシャペロンについて解説
細胞質シャペロンと調節因子、ミトコンドリアシャペロンと調節因子(中井 彰)
ヒトゲノム事典(一色出版、2021年11月)
https://www.isshikipub.co.jp/science/humangenome/
タンパク質毒性ストレスに対する主要な適応機構として熱ショック応答(細胞質と核の適応機構)、小胞体ストレス応答、ミトコンドリア不良タンパク質応答が知られています。これらの応答は、それぞれの小器官に発現する一群のシャペロンを転写誘導することでプロテオスタシスを維持する仕組みです。本事典において、熱ショック応答とミトコンドリア不良タンパク質応答の仕組みとそれによって誘導されるシャペロン群の役割について解説しました。