■2011.9.20 夏休み特別企画|インターンシップに関して就職支援室取材!
 先週の記事で、山口大学での夏のインターンシップについて報告しました。

 今回は、県内事業所でのインターンシップの学生の受け入れのマッチングをはじめ、就職活動全般において相談窓口となる就職支援室を取材しました。

 多くの学生がキャリアに関する講義でお世話になっている、学生支援センター教授の平尾 元彦先生へのインタービューも掲載しました。

 インターンシップはなぜ行うのか疑問に思われた方に、少しでも疑問解決の手がかりになると幸いです。

受付には、近日開催予定のセミナーや業界説明に関する資料や申込用紙が多数置かれています。 公務員を考え中の学生にも参考になる資料がずらり☆ 普段本を買ったり借りたりしに出かける時間のない学生もここに来れば、キャリアや就職に関するたくさんの本が読めます。


では、「インターンシップとは何か?」、そして「なぜ行うのか?」等の質問に、学生支援センター教授の平尾元彦先生にお答えいただきました。
−インターンシップ編−
Q 「そもそもインターンシップって何ですか?」
A 「学生が一定期間、企業等で行う就業体験のことです。職場に行ってそこでの仕事を直に体験するというところに、小中学生が行う職場体験との違いがあります。」

Q 「では、インターンシップの目的は?そして、大学3年の夏に行う人が多いのはなぜでしょうか?」
A 「実際に企業等で就業体験をすることで、その業界に対して今まで見えなかった点に気づくことができます。日々行われているさまざまなミーティングや交渉、社員に対する勤務体系や待遇などです。そして、本当に自分に適している業界・業種なのか考えるきっかけとなります。
 インターンシップは大学1、2年生でも応募可能ですが、3年生に多いのは、発達段階によるものです。大学で専門科目を勉強し、社会に出て行く意識が高まる時期です。ある程度専門科目を勉強した時期だと、学んだことが実社会ではどうなっているのか確かめることもできます。」

Q 「インターンシップに行った学生の反応はどうでしょうか?」
A 「昨年度学生に実施したアンケート調査の結果によるものですが、インターンシップに行ったことで、社会の厳しさや仕事の大変さを身をもって体感した学生が多いですね。興味のある業種をより詳しく知る機会になったり、イメージと違っていて考え直す転機になったりしたようです。
つまり、仕事や企業を多面的に考えるきっかけを得た学生が多いようです。」

Q 「山口大学が提供するインターンシップの特徴は?」
A 「就職支援室が直接関わっているのは、県内事業所での5日以上の就業体験を基本とするインターンシップです。しかし、中には1日だけの体験を希望する学生もいます。そこで、今年、はるやま商事と西京銀行に1dayインターンシップの受け入れをお願いしました。業務の模擬体験などを行ったようです。」

−就職活動編−
Q 「就職活動について、この時期学生から受ける質問で多いのは?」
A 「いつの時期もそうですが、秋口から何をすべきかということですね。その質問に対して、就職活動に向けて準備をすることと答えています。大学の勉強と並行して、就職活動を知ること、業界を知ること、人前で話すことに慣れること、採用試験の勉強などさまざまな準備を行うことができます。」

―平尾先生、ありがとうございました!
大学教育機構 学生支援センター教授
 平尾 元彦先生

インターンシップで体験し学ぶこと、就職活動の準備が肝心ということが分かりましたね☆
これからも就職活動に関する情報を随時紹介していきたいと思います。


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