情報解析医学系専攻は、構造解析病態医学領域、生殖・発達医科学領域、上皮情報解析医科学領域、生体情報医科学領域、医療情報解析学領域の5つの領域から構成されています。構造解析病態医学領域は病理形態学、放射線医学、生命実験施設の3つの研究分野からなり、生体を細胞レベルから器官レベルにおいて、正常と病的変動の違いを病理学的手段及び放射線などの画像診断により病態を究明し、診断法や治療法の開発に貢献することを目的としています。
生殖・発達医科学領域は小児科学と産科婦人科学の2つの研究分野からなり、生殖・発達・生育とヒトの世代交代に関する生理的・病的状態を総合的に研究し、病態解明や治療法開発に貢献することを目指しています。上皮情報解析医科学領域は泌尿器科学、歯科口腔外科学、耳鼻咽喉科学、皮膚科学、眼科学の5つの研究分野からなり、人間の五感や排尿といったきわめて社会的な人間の感性の領域を対象としており、上皮系疾患の病態を明らかにすることにより、生活の質の向上に貢献することを目的としています。 生体情報医科学領域はプロテオーム・蛋白機能制御学、ゲノム・機能分子解析学、分子薬理学の3つの研究分野からなり、その目的は、生体を構成する遺伝子や蛋白質を最先端の方法論を用いて解析し、種々の細胞機能の解明および病気に対する診断・治療や創薬、予防戦略を目指した研究を進めることです。医療情報解析学領域は、医学部付属病院の中央部門あるいは横断的診療部門を担う4つの研究分野である臨床検査医学、総合診療医学、医療情報判断学、臨床薬理学からなり、病院機能制御部門として最先端の病院機能実現を目的としています。 情報解析医学系専攻は、新たな診断法や治療法の開発と創薬を目指して研究を行っているほか、これらの研究を通して、国際性豊かな医学研究者、専門職業人の育成、将来の日本の医学・医療を担う人材育成を目指しています。 |
領域・分野
■構造解析病態医学領域
■生殖・発達医科学領域
■上皮情報解析医科学領域
■生体情報医科学領域
■医療情報解析学領域
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