山口大学 RI実験施設概要


概要

RI実験施設は山口県宇部市の山口大学小串地区にあり, 放射線障害防止法に基づいて放射性同位元素等の使用を昭和46年に許可されて以来, 研究目的のRI使用に利用されている全学共同利用施設です。 主な利用部局は医学部と附属病院ですが,全学から利用可能です。

当施設は非密封放射性同位元素を用いた実験を行うための共用教育研究施設で, 放射線管理区域では様々な放射性核種 (3H, 14C, 32P, 33P, 51Cr, 45Ca, 125I など) および放射線測定器を使用することができます。

また,当施設では放射線使用施設の安全管理ならびに施設運営の他, 研究支援・教育として放射線利用に関する講習会や 放射線安全取扱についての個別指導,放射線測定器の使用法の指導等を行っております。

利用者登録

山口大学に公式な身分(教職員,附属病院職員,学生,共同研究者等)がある者は当施設を利用できます。

施設利用前に放射線安全取扱教育訓練を受講する必要があります。 新規登録者は4月,5月,10月のいずれか1回を受講して下さい。 また翌年度に継続して登録する者は3月に1回受講して下さい。

半年ごとに電離放射線健康診断を受診する必要があります。 問診票が配布されますので,必ず提出して下さい。

Introduction

This is a shared use educational and research facility for conducting experiments using a unsealed radioactive isotope. In radiation controlled area, various radionuclide (3H, 14C, 32P, 33P, 51Cr and 125I, etc.) and radiation measuring instrument can be use.

User Registration

Official members of the yamaguchi university (faculty, staff, and graduate student) can use this institute.

Before entering radiation controlled area, you need to attend lecture for the safe handling of radioactive materials. New subscribers, please attend at once, the lecture and medical check in April and May or October. Also the person who registered to continue in the next academic year, please attend the lecture once in March.

There are ionizing radiation medical examination every six months. Since the questionnaire is distributed, please be sure to submit.


主な共同利用実験機器

当施設では利用者が共同利用できる実験・測定機器を用意しております。機器利用は基本的に無料ですが,消耗品が必要な機器についてはその費用を負担していただいております。

Equipments for shered use

In radiation controlled area, we provide equipments for measurement and experiment for shered use. Use of equipment is basically free; Use of consumables will be charged.

放射線の測定・画像化用の機器 Equipments for radiation measuring and imaging

用途 Use
  1. 種類 Type
  2. 型式 Model
  3. 購入時期 Purchase date
  4. 備考 Note
画像 Picture解説
ベータ核種 beta nuclide
  1. 液体シンチレーションカウンタ Liquid scintillation counter
  2. Aloka LSC-7200
  3. 平成26年度(2014-12-00)
備品の画像 備品の画像 3H, 14C などのベータ核種を含む試料の測定に用います。 20 ml バイアル用ラック,ミニバイアル用ラックが使用可能です。測定データは従来通りの紙出力のほか,付属のPCを利用してCSV形式のテキストファイルとしてUSBメモリで持ち帰ることもできます。
ベータ核種 beta nuclide
  1. 液体シンチレーションカウンタ Liquid scintillation counter
  2. Aloka LSC-5100
  3. 平成4年度 (1993-03-15)
備品の画像 備品の画像 備品の画像 LSC-5100は2台あります。20 ml バイアル用ラックの他にミニバイアル用ラックもあります。
ベータ核種 beta nuclide
  1. 液体シンチレーションカウンタ Liquid scintillation counter
  2. Beckman LS-6500
  3. 平成4年度(1993-03-15)
Aloka の液シンとほぼ同様に使用可能です。
ガンマ核種 gamma nuclide
  1. ガンマカウンタ Gamma counter
  2. Perkin Elmer Wizard 2480
  3. 平成26年度(2014-12-00)
備品の画像 125I, 51Cr を含む試料の測定に使用されています。シオノギチューブのような試験管の他,20 mL バイアルも使用可能です。
ガンマ核種 gamma nuclide
  1. ガンマカウンタ Gamma counter
  2. USA Instulments Cobra Quantum 5003
  3. 平成10年度 (1998-12-09)
備品の画像 備品の画像 125I, 51Cr を含む試料の測定に使用されています。シオノギチューブのような試験管が使用可能です。
ガンマ核種 gamma nuclide
  1. オートウェルガンマカウンタ Auto-well gamma counter
  2. Aloka ARC-1000M
  3. 平成4年度 (1993-03-15)
備品の画像 125I 専用の測定器です。ロボットアームによりまとめて10サンプルずつの測定が可能です。
X-ray film
  1. X線フィルム用自動現像機 Automatic developing machine for X-ray film
  2. Konica SRX-101
  3. 平成8年度 (1996-02-15)
  4. 運転休止中
備品の画像 RI標識されたサンプルで感光させたX線フィルムを現像するための装置です。 現像液が新鮮な状態を保つためには,ある程度まとまった量の現像を行う必要があります。 なお,消耗品(現像液・定着液)については受益者負担があります。フィルムは御自分でご用意ください。
Imaging Plate
  1. フルオロイメージアナライザー Fluorescence image analyzer
  2. Fujifilm FLA-2000Y
  3. 平成12年度 (2001-03-27)
備品の画像 備品の画像 RI標識されたサンプルで感光させたIPや蛍光色素標識された メンブレンやゲル(ステージに収まるサイズに限る)を測定して2次元デジタル画像を得ることができます。 このFLAでは励起用レーザーとして He-Ne (633 nm) と SHG (473 nm) が搭載されています。 対応する色素等は Table 1 の通りです。 読み取りの際, FLA 用の IP (磁石付き)には黒いステージを, BAS 用の IP (磁石なし)には透明なステージを, 蛍光色素で標識したサンプルには透明なステージを使用して下さい。 IPは使用者が用意することになっています。 試用する場合は当施設所有のものを貸し出すこともできます。

Table 1: FLA-2000 のレーザー波長とIP/蛍光色素対応表

励起波長 excitation wave length受光フィルタ説明適する色素の例
633nm (IP) IP filter He-Neで励起しIPフィルタで輝尽蛍光を検出する。IP専用。 IP専用(RIラベルされたサンプルを露出したIP)
633nm (Fluor) R675 He-Neで励起し675nm以上の蛍光を検出する。 Cy5, DDAO-phosphateなど
473nm (Fluor) Y520 SHG473で励起し520nm以上の蛍光を検出する。 SYBER Green I, II, Cy2, FAM, Fluor-X, AttoPhos, SYPRO Orange, FITC, etc.
473nm (Fluor) 0580 SHG473で励起し580nm以上の蛍光を検出する。 EtBr, AttoPhos, Acridine Orange, etc.

サーベイメータ Survey meter

用途 Use
  1. 種類 Type
  2. 型式 Model
  3. 購入時期 Purchase date
  4. 保有数 Number of holdings
画像 Picture解説
光子線 photon ray
  1. 電離箱 Ionization chamber
  2. Aloka ICS-323C
  3. 平成23年度 (2012-03-26)
  4. 1台
備品の画像 主に光子線による周辺線量当量を測定するためのサーベイメータです。 X線発生装置の定期点検等,量の測定が必要な場面で使用しますので,定期的に較正しています。
光子線 photon ray
  1. 電離箱 Ionization chamber
  2. Aloka ICS-311
  3. 平成2年度 (1991-03-27)
  4. 1台
備品の画像 主に光子線による周辺線量当量を測定するためのサーベイメータです。
光子線 photon ray
  1. NaIシンチレーションカウンタ
    NaI scintillation counter
  2. Aloka TCS-172B
  3. 平成24年度 (2013-03-29)
  4. 1台
備品の画像 主に光子線による周辺線量当量を測定するためのサーベイメータです。 法定月次測定等,量の測定が必要な場面で使用しますので,定期的に較正しています。
光子線 photon ray
  1. NaIシンチレーションカウンタ
    NaI scintillation counter
  2. Aloka TCS-161
  3. 平成2年度 (1991-03-27)
  4. 1台
備品の画像 主に光子線による周辺線量当量を測定するためのサーベイメータです。
光子線 photon ray
  1. 薄窓NaIシンチレーションカウンタ
    Thin window NaI scintillation counter
  2. Aloka TCS-163
  3. 平成11年度 (2000-02-21)
  4. 1台
備品の画像 125I の表面汚染検査に使用します。125I の光子線は低エネルギーなため,TCS-161 や TCS-172B で測定することはできませんので,必ずこちらをお使い下さい。
光子線 photon ray
  1. GM管(アルミキャップ付き)
  2. Aloka TGS-121
  3. 平成5年度 (1993-10-12)
  4. 1台
備品の画像 アルミキャップを先端に付けることにより,簡易的に周辺線量当量を測定できます。
電子線 beta ray
  1. ラギッドシンチレーション
  2. Aloka TCS-319H
  3. 平成24年度〜
  4. 3台
備品の画像 GM管サーベイメータの後継として採用しました。
電子線 beta ray
  1. GM管 Geiger-Mueller tube
  2. Aloka TGS-146B
  3. 平成26年度 (2015-03-06)
  4. 1台
備品の画像 P-32 など強めのベータ核種による表面汚染の検出用です。
電子線 beta ray
  1. GM管 Geiger-Mueller tube
  2. Aloka TGS-133
  3. 平成5年度〜平成10年度
  4. 5台
備品の画像 P-32 など強めのベータ核種による表面汚染の検出用。旧型。
電子線 beta ray
  1. GM管 Geiger-Mueller tube
  2. Aloka TGS-113
  3. 昭和54年度〜昭和56年度
  4. 3台
備品の画像 P-32 など強めのベータ核種による表面汚染の検出用。旧型。

個人被ばく線量計(ポケット線量計) Personal/Pocket dosimeter (PD)

用途 Use
  1. 種類 Type
  2. 型式 Model
  3. 購入時期 Purchase date
  4. 保有数 Number of holdings
画像 Picture解説
管理区域用
  1. 半導体式ポケット線量計
    Semiconductor type PD
  2. Aloka PDM-222
  3. 平成24年度
  4. 1個
備品の画像 管理区域に一時的に立ち入る者の個人被ばく線量の測定に使います。
管理区域用
  1. 半導体式ポケット線量計
    Semiconductor type PD
  2. Aloka PDM-122
  3. 平成24年度
  4. 3個
備品の画像 管理区域に一時的に立ち入る者の個人被ばく線量の測定に使います。
管理区域用
  1. 半導体式ポケット線量計
    Semiconductor type PD
  2. Aloka PDM-152
  3. 平成5年度 (1994-01-06)
  4. 5個
備品の画像 管理区域に一時的に立ち入る者の個人被ばく線量の測定に使います。 旧型のため,携帯電話の電波に反応してしまうことがあるので要注意。
X線装置用
  1. 半導体式ポケット線量計
    Semiconductor type PD
  2. Aloka PDM-127
  3. 平成26年度
  4. 1個
備品の画像 遮蔽型でないX線装置の設置場所に配置。

一般実験機器 Equipments for general experiments

用途 Use
  1. 種類 Type
  2. 型式 Model
  3. 購入時期 Purchase date
  4. 備考 Note
画像 Picture解説
純水
  1. 高性能高純水製造装置
  2. Millipore Elix-UV3
  3. 平成14年度(2003-02-26)
備品の画像
乾燥
  1. ゲルドライヤー Gel dryer
  2. Atto AE-3750
  3. 平成8年度(1996-03-29)
備品の画像
振盪
  1. 恒温震盪器 Thermostatic shaker
  2. ASTEC HCS-100
  3. 平成7年度
備品の画像
  1. ブロックインキュベーター
    Block incubator
  2. ASTEC BI-515
  3. 平成6年度(1994-12-26) 
  1. PCR
  2. ASTEC PC-800
  3. 平成6年度(1995-01-20)
備品の画像

一般実験機器:遠心機 Centrifuge

用途 Use
  1. 種類 Type
  2. 型式 Model
  3. 購入時期 Purchase date
  4. 備考 Note
画像 Picture解説
遠心
  1. 高速冷却遠心機 High-speed refrigerated centrifuge
  2. Hitachi CF-15D
    (Rotor RT15A8)
  3. 平成6年度 (1995-01-11)
備品の画像
遠心
  1. 高速冷却遠心機 High-speed refrigerated centrifuge
  2. トミー精工 MRX-150
  3. 平成5年度 (1993-10-22)
備品の画像

一般実験機器:細胞培養 Cell culture

10番実験室は実験室の給気側にヘパフィルタを備え,細胞培養実験に適した実験室です。次の装置はすべて10番実験室に設置されています。

The No. 10 working room is equipped with a Hepa filter on the air supply side of the room and is a laboratory suitable for cell culture experiments. All of the following devices are installed in the No. 10 working room.

用途 Use
  1. 種類 Type
  2. 型式 Model
  3. 購入時期 Purchase date
  4. 備考 Note
画像 Picture解説
培養
  1. CO2 incubator
  2. ASTEC SCA-80D
  3. 平成23年度 (2012-03-13)
備品の画像

庫内は通常 CO2濃度 5.0 %, 気温摂氏 37.0 度に設定されています。乾熱滅菌可能な機種です。

The interior of the cabinet is usually set to 5.0% CO2 concentration and 37.0 degrees Celsius temperature. This is a dry heat sterilizable model.

  1. 安全キャビネット Safty cabinet
  2. Hitachi SCV-1303ECIIA
  3. 平成5年度(1993-11-25)
備品の画像
  1. クリーンベンチ Clean bench
  2. SAKURA CV-11
  3. 昭和54年度(1980-03-25)
滅菌
  1. オートクレーブ Autoclave
  2. TOMY S-90N型
  3. 昭和60年度(1985-06-10)
備品の画像

更新日:2016-05-11
作成者:坂口修一
連絡先:rikanri@yamaguchi-u.ac.jp
〒755-8505 山口県宇部市南小串 1-1-1
山口大学 大学研究推進機構 総合科学実験センター RI実験施設